ベネフィットを捉え売れるアイディアを生み出す方法
ニーズを捉えてビジネスができていますか?
ニーズを捉えなさい、というのは
どのビジネスの本、マーケティング講義でも言われる話です。
しかし、多くの人がニーズを捉えるという意味がわかっていません。
メリットを重視して考えてしまいますが
重要なのはベネフィットを捉えることなのです。
ベネフィットとメリットは違います。
「メリット」はアイディアの長所のこと。
「ベネフィット」とは「読者の利益」のことです。
自分が発信するコンテンツでどんなベネフィットを得られるか
これを常に読者に提示することがニーズを捉えたということになります。
人はみんな自分のベネフィットのために行動します。
自分の得られる利益が明確であれば、人は行動します。
あなたの情報が自分のメリットになると思えば繰り返し閲覧し
ファンになります。
逆に利益がないとわかった瞬間に離脱していきます。
ベネフィットを組み込んだ例えば以下のようになります。
<ベネフィットを盛り込んだ形>
文章術 → 今すぐ読まれるフォロワー獲得の文章術
英会話 → ネイティブと自信を持ってスラスラ話せる英会話
デザイン → 安定的な仕事が継続で取れるデザインのイロハ
受験勉強 → 第一志望E判定から一発合格する逆転受験勉強
左が普通の提示、右がベネフィットを盛り込んだ形です。
ちょっとベネフィットを付け加えるだけで
コンテンツを読む理由が明確になります。
とにかく覚えておいて欲しいのは、ベネフィットとメリットは違うということ。以下にiphoneの場合を例に挙げて、メリットとベネフィットの違いを見比べてみましょう。
<iphoneのメリットとベネフィットの違い>
メリット:
デザインが洗練されている、Siriが標準搭載、動作が重くない、etc
ベネフィット:
他のiphoneユーザーと仲良くなれる、最新版を購入すると話題の中心になれる、Siriで検索の手間を省ける、動作が軽いのでストレスが無い、etc
……どうでしょうか?この違い、わかりますか?
メリットではiphoneの機能やデザインで優れている部分を羅列しているのに対し、ベネフィットはiphoneを買ったことで得られる良い結果について語っていますよね。
これがメリットとベネフィットの違いです。
読者の多くがあなたの記事やツイートを読むのは、そこに書かれている情報が必要だからではありません。情報を活用して自分の目的を達成するためです。
あなたが発信する情報はあくまで目的達成の手段に過ぎないということです。
だからこそ、ベネフィットを明確にライティングして、読者が得られる明るい未来をイメージさせる必要があります。
明るい未来をイメージできるからこそ、あなたの情報に価値を感じてファンになってくれます。
ベネフィットを盛り込むというのはキャッチに限った話ではなく、本文やプロフィールなど、有効なテクニックです。
アイディアを生み出すとき、それを伝えるときは
メリットではなくベネフィットを的確に捉えて伝えるようにしましょう。